
「死んだ!?」
アンナの心理状態をずっと追っていきながら、まさか…と思い。
その 「まさか!が起こった!」
ヴロンスキーの愛が冷めていく過程を読者としても感じつつ、
「なぜ、わざわざ自分を試すのか?」というヴロンスキーの問いも、もっともだし、相手の気を惹きたい、わざと怒らせて反応をみたい、「奥様(アンナ)は体調が悪いから早めに休むそうです」という小間使いの台詞をそのまま信じるか、それとも自分のことを心配して部屋まで様子を見にくるか? もし、見に来てくれなければ、二人の関係はもう終わった…と占うようなことをしたり。
まぁ、忙しい心理状態の描写が流石、トルストイだな、と思いました。一気読みに近かったので。読者を惹きつける手腕は、そのまま「戦争と平和」のようです。内容に共感できるか否かは置いておき、そこはロシアの文豪、トルストイ、流石としか言いようがありません。
一方、キティとリョーヴァン、二人のその後について、ですが…
都会で暮らすリョーヴァンは、どこか落ち付かず、本来の姿ではない。一方、田舎で暮らす夫は自分の居場所が分かっており、足が地についている、と内面的に我が夫を分析する妻のキティ。
ある日、リョーヴァンはオブロンスキーに誘われるまま、アンナを訪ねます。あの噂のアンナ…罪悪感、嫌悪感を感じつつ、実際に彼女と愛人が暮らす場所に到着。そこにはアンナの肖像画が。 美しさに心奪われていると、絵の主の声、つまりアンナの声が自分に話しかけ… 魅了されてしまうリョーヴァン。実はアンナは意図的に、必要以上に相手が自分に惹きつけられるよう、ふるまうのですね。 自宅へ戻ったリョーヴァンは、キティに悟られ、泣かれ、罪悪感でいっぱいに。この二人の凄いところは、結構前もそうですが、お互いに夫婦間で秘密を持ってはいけない、と、何でも話し合うこと。 リョーヴァンは、結婚前に書いた日記帳までキティに手渡すのですから! (失恋と嫉妬、等々書かれている日記帳を…)
何もここまでしなくても…と思ってしまうほど、とことん気持ちを正直にぶつけあい、話合い、最後はお互いに納得し、ぐっすり眠る。 出来れば、こうありたいものです。健康的だなぁ~。生身の感情がある生き物だから、誰もがこんな風には行かないでしょうが、この姿勢は見習いたい、うん。
最後に。まとめ。
アンナの「死」は「事件」として残された者たちに衝撃を与えます~ そりゃそうでしょう。リョーヴァンとキティには無事、男の子が生まれ、お互いを信頼しきった二人は幸せに…
アンナとブロンスキーは破滅の人生を…
アンナが死を唐突に決意し、実行する過程の心理描写は読ませますが、ショッキングで…まるで一度、経験し、生き返った人が書いたみたい… トルストイは戦争体験し、以後、平和主義者として作家活動を行った人。そんな文豪が書く、ある女性の破滅の人生。 読んでいる過程では、ただ、嫌悪感しか感じなかった女性のことを最後は可哀そうだと思えてきました。可哀そうなのは、アンナの二人の子供(夫、カレーニンとの間に生まれた息子と、愛人の間に生まれた娘)。 離婚を許さなかった夫、カレーニンの元へ娘は引き取られ… この赤ちゃんはその後、どのような人生を歩んだのでしょうね。書かれていない部分にも想像が膨らみました。
(今年、151冊目)
ゴルバチョフさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。91歳。「ゴルバチョフさん、今頃、どうしているのだろう?」と話をした翌日に届いた訃報の国際ニュースに衝撃を受けました。
仕事が終わってから、図書館へ~ 2週間ぶりでした。アンナ・カレーニナは、図書館へ行くたびに目にしており、いつも1巻から4巻まで全巻、貸し出されることなく並んでいるのが常でした。
しかし! 今日は、1巻がありません! 誰かが貸し出した模様。これは👀!事件かも⁉
1巻から3巻まで、どれも一冊、600ページを超す長さ。文庫一冊で、他の文庫2~3冊分ですので、読み通すのは大変かもしれませんが、読み出せば止まらなくなるかぁ。特に4巻。夕方、読み始めて、読み終わるまでは、あっという間でした。

最近、流行りのマスカット。パイの実で見っけ! 本物のシャインマスカットは高くてお口に入らないので、こちらで我慢!? 余談でした~ 台風が心配です。すでに午後からただならぬ大雨! すでに和室の天井から雨漏りが… (´;ω;`)ウッ…